私はナンパ講習はしていないし、今後もするつもりはない。
ただ、今回リアルの知人から「工藤さん!ナンパ教えてください!」というLINEが飛んできた。
クラスタや界隈からの依頼なら、お金を渡されても絶対に講習なんてお断りだが、友人の頼みとなれば話は別だ。
ということで、ちゃちゃっとナンパ講習をやって来たので、そのコトの顛末を久しぶりにブログに記そうと思う。
ある日届いた突然のLINE
話は遡ること数週間前。
ピコン♪と
1件のLINE通知がきた。
そこにはリアルの友人の名前とアイコンが!!
何でも久しぶりに会いたいということだった。
久しぶりすぎて、おいおい、ネットワークの勧誘でもされるんじゃねーのか?と思ったのだけどよくよく話を聞いてみると、ナンパを教えてほしいとのことらしい。
記憶を遡ってみると、確かに1年前に見かけた時、彼はナンパを始めた!と言っていて、ナンパなら俺もしてるから、今度一緒にしようよ!!というやりとりをした記憶がある。
もう、随分と前の話だったのですっかり忘れていたが、今もナンパをしているらしい。
「いやー、この前、Tでナンパしてみたんですが惨敗ですよ…」
LINEでのやり取りで、彼のナンパ苦労話を知ることになる。
なんとか力になりたい!!
ということでアポが実現した。
バーで密かに行われた奇妙な2人の座学が始まる
そしてアポ当日。
大阪の某所で待ち合わせる。
合流場所に向かうと、そこには少し昔と雰囲気が変わった彼の姿が。
工藤「お久しぶりです!」
友人「工藤さん、お久しぶりです!」
(握手をする2人)
工藤「久しぶりですねー。元気してましたか?」
友人「はい、なんとか元気です」
なぜ、彼はナンパを始めたのか?
たわいのないやり取りをしたあと、、、
工藤「いきなり街でナンパしてもいいんだけど、まず友人くんが、どういう経緯でナンパを始めたのか?それからどういったところを目指しているのか?近況も聞いてみたいから、とりあえずバーで一杯やろう!」と提案。
友人「はい!ぜひ」
ということで場所をバーに変えて、近況の報告やナンパの座学が始まった。
工藤「友人くんは、なんでナンパ始めようと思ったの?」
友人「いやー、ナンパ自体はほそぼそと始めていたんですが、実は1年前に転職しまして。。。」
工藤「お、そうなんだ!!え、それはどんな仕事?」
友人「実は、士業関係の仕事なんです」
工藤「そういえば、ずっと前から勉強してるって言ってたよね!ついに転職できたんだ!!おめでとう!!」
(工藤が拍手)
友人「ありがとうございます!!」
ナンパすると昇給する"奇妙"な会社
友人「ありがとうございます!!」
友人「それでですね、実は最近またナンパを始めた拝見なんですが、実は、ナンパをすると昇給できるんです!!」
工藤「ん?????????????????????」
友人「あ、ナンパをすると昇給ができるんです!汗」
工藤「え!!ナンパで昇給って、それ、どんな会社や!!ぶっ飛びすぎやろー!!」
友人「でしょ、実はうちの上司(アラフォー)がナンパ好きで、自分でもナンパをしているんですが、集まる女性の属性が固まるので、おい!お前ら、ナンパして女をつれてこい。できたら昇給してあげるぞ!と言われたんです。。。汗」
工藤「いやー。ナンパなんて世間的にみたらアンダーグラウンドだし、リスクも高いのに、ナンパしたら昇給とか信じられへんわ!!爆笑」
友人「ちなみに、風俗にいったら昇給させる!と言われて、風俗も行ってきました。吉原に。。。」
(工藤、爆笑)
工藤「もう、やばいやろ。それ最高の会社と上司じゃん!!」
友人「そ、そうなんです。。。」
工藤「じゃあ、ナンパのゴールは、ナンパで女の子をゲットで決まりやな!!それで友人くんの昇給が決まるなら、俺も、俺が持ってる全ての経験とノウハウを惜しみなく伝授するわ!!」
友人「は、はい!!!!!!!!!よろしくお願いします!!!!!!!」
いきなりハードモードにチャレンジする猛者
工藤「ところで、友人くんはアプリはしてないの?」
友人「いえ、してないです。」
工藤「いきなりストリートやるってすごいね!!それ、かなりハードゲームなやつやで!!」
友人「スタートがストリートだったもので。。。」
工藤「それはつらすぎるで!!ストリートもいいけど、まずは女性経験を増やすためにも、アプリをおすすめするわ。俺も最初はそうだったし」
友人「よろしくお願いします!!!!」
工藤「とりあえず、アプリはこれと、これが良いよ!写真が必要だったら撮るし、プロフィールも添削するし」
…というような流れで、私の基本的なナンパに対する考え方や、ネットとストリートの両方を使った、成長戦略について1時間ぐらい2人で語り合った。
友人「工藤さん、ありがとうございます!!!!!!!!!!!!!!!!!」
工藤「こちらこそ!!じゃあ、そろそろ時間もたったし、今度は街に出てストリートをしようか?ここでずっと話してても仕方がないし」
友人「は、はい、、、ちょっと緊張しますが!!」
…そして、バーをあとにし、外に出る2人。
工藤と友人くんの路上ナンパ講習が始まる
工藤「じゃあどうしようか、交互に指名して、声かけしていこうか?それとも最初は俺が何人か声をかけて見本を見せるから、それから声をかけてみる?」
友人「じゃあ、工藤さんからお願いします!!」
工藤「わかった、じゃあ声をかけるよ」
…ということで、手始めに、軽いフットワークで5人に声をかけた。
1人目に声をかける。ガンシカ。
2人目はオープン!少し平行トークができた。
3人目もオープン。凄い可愛い美女で会話ができたが打診通らず…。
4人目もオープン。平行トークできるも和みは足りず打診通らず。
5人目もオープン。高身長のJD。立ち止めするも、和みが足りずか打診を通らず。
この日はよくオープンする。
絶妙な距離感
そんな中、最初に私が声をかけた時に、友人くんが私の後ろにビタづきしていて、とにかくその距離が近かった!!
工藤「友人くん、さすがにその距離は女の子が違和感を感じるから、もう少し後ろの位置で見ていよう。俺が声かけてるのに、その後ろをビタづきしてきたら、この人は何なんってなるじゃん!ただでさえ、一人で声かけても相手に警戒されるんだから、それが2人いたら、女の子も気が気でないよね」
友人「す、すみません。こうやってナンパすることはなかなかなく…」
工藤「大丈夫!!最初は慣れないと思うし、徐々に距離感を掴んでみて!」
友人「はい!!!」
友人くんが消えた!?
…それから何人か声をかけ、キョロキョロとあたりを見渡すと、今度は友人くんがいなくなるではないか!!!
周辺を歩いて友人くんを捜索する工藤。そして、彼の姿を発見!!
工藤「おーい、友人くん、こっちだよ!!」
友人くんと合流。
工藤「距離を開けようとは行ったけど、俺が見えないところまで行ったらダメだよー」
友人「あ、すみません!!。。。。」
工藤「俺が声をかけているところを見て、イメージを掴んでもらいたいのに、見えないところにいったら、実演してる意味がないでしょうー!!」
友人「たしかにそうですよね、、、」
工藤「うん!!だからちゃんと俺の姿が見えるところでいよう」
友人「は、はい!!」
…というような感じでナンパ路上講習は進んだ。
しばらく工藤が声をかけて
友人「いやー、工藤さん凄いですね!!あんなに自然と入っていくんですか!」
工藤「慣れたら友人くんもできるよ!!」
工藤「とにかく、声をかけることが大事だよ!」
友人「声かけはどんなことを話してるんですか?」
工藤「こうこう、こういう流れで話してるよ!」
友人「なるほどですね!!勉強になります」
…2人で街を歩きながら、ナンパのアドバイスを行っていく。
工藤「もうそろそろ、10声かけぐらい行くなー。俺が10声かけしたら、次は友人くんも声をかけていこうか?」
友人「は、はい!!」
どうやら友人くんは緊張して気が乗らない様子。
そんな中、数人に声をかけて、サクッと10声かけを達成する私。
逆3や、正面からの声かけも披露。
次は友人くんの番です
工藤「いやー。2人ぐらいLINEゲットできそうだったのに残念やわー。せっかく友人くんが来てくれてるんだから、俺もしっかり成果を出しているところを見せたかった。。。」
友人「いえ、十分勉強になってますよ!!」
工藤「ありがとう。じゃあ、次は友人くんが声かけてみようか?」
友人「は、はい!!」
工藤「交互に指名し合おうか?」
友人「あ、工藤さんが沢山声をかけてくれたんで、今度は僕がやります。」
工藤「わかった、頑張ろう。今日の主役は友人くんなんだから!!」
声がかけられない…
…それから友人くんのチャレンジが始まるも、なかなか声をかけられない友人くん。
その間にも時間がどんどん流れていく…。
私はこの日、アポがあり、時間に限りがあった。
けれども、せっかくこうして2人でナンパしているのだから、なんとしても彼には成果を出してもらいたい…というのが本心だった。
工藤「夜から、俺アポがあるから、それまでに、最低1声かけはしよう!!」
友人「はい!ありがとうございます。本当に申し訳ないです。。。」
工藤「いいよ、頑張ろう!!」
友人くんと歩きながら行けそうな女の子を探す。
動き出した友人くん
そしてついに、、、
友人「あの子行ってみます!!」
工藤「うん!わかった!頑張って!!」
女の子の後ろを歩いていく友人くん…
その後ろについて彼を見守る私…
しかし、女の子がお店に入ったりして、なかなか声かけにいたらず…。
工藤「あ、お店の中に入っちゃったかー」
友人「そうなんです。。。」
工藤「あれやで、友人くんは、女の子を追いかける時に、女の子と同じスピードで歩いてるやんな?けど、それだと、いつまでたっても追いつかへん。だから、そういう時は、女の子の真後ろにたどり着くまでに、走って追いかけて、女の子の真後ろにつくあたりの位置で、早足に切り替えて、サッと女の子の斜め前に出て、声かけするといいよ。その方が効率もいいし。」
友人「たしかにそうですね!」
…ほら、こんな具合に!(工藤がジェスチャー)
工藤「あと、基本的に声かけの時間がかかればかかるほど、心の中のブレーキが強くなって、余計に一歩が踏み出せなくなるから。スピードも意識しよう」
友人「はい!!」
自分ではわからない気づき
友人「工藤さんは、声を掛ける時、どういう風なところを意識しているんですか?自分はこういうような感じで話しています」
…実際に工藤に向かって「今何してるんですか?(確かそんなような感じ)」と声をかけてくれる友人くん。
ちょっと頼りなく、姿勢もだらしなかった。
工藤「その声かけと姿勢はやめたほうがいいよ!怪しいし、気持ち悪いでしょー!」
工藤「いきなり、今何してるんですか?と聞かれても、女の子からしたら、はぁ?だし、姿勢が悪いと、自信が無いように見えるから、声かけの内容だけでなく、姿勢の部分も直したほうがもっとよくなるよ」
友人「は、はい!!!」
工藤「声かけは、さっき教えたやり方を意識してやってみるといいよ。姿勢も胸を張っていこう!!」
友人「ありがとうございます!!」
一歩が踏み出せない
…いろいろアドバイスをしながら、友人くんの声かけを見守るも、やはり一声をかけられず…。
女の子の後ろを追いかけるが、一声までにたどり着けない。
友人「いや、すみません!!時間を取らせてしまって」
工藤「大丈夫だよ。俺だってナンパ始めた時は、2~3時間歩き回っているだけで、それで1声かけとかだったもん」
工藤「とにかく声をかけることが大事。ただそれが難しいんだけどね。」
友人「そうですよね」
工藤「もうすぐ時間やわ。1声かけ、頑張ろう!!」
…友人くんを見守りながら、声かけのタイミングを待つが、結局私のアポの時間が来てしまい、この日彼が声をかける姿を見ることはできなかった。
工藤「俺と離れても、声かけ頑張ってな!」
友人「はい!!!今日は本当にありがとうございました!!!」
…そうして、工藤はじめてのナンパ講習は幕を閉じたのであった。
ナンパ講習が終わって
彼に成果を出させてあげられなかった自分が情けない。
目の前で惜しいところまでいったけど、エルゲできなかった自分自身にも。
また、そのあとのアポで惨敗してしまい、女の子とも気まずい雰囲気になったこともあり
とにかく残念だった。
少しでも友人くんにとって、今回の講習やアドバイスが参考になれば、それほど嬉しいものはないのだが。
とにかく、ナンパで初ゲットして、昇給を実現してほしいと思う。
工藤「今年中にナンパで初ゲットしよう!!今、6月やろ?まだ半年ある。半年あればできるよ!!」
友人「はい!!」
アポで惨敗したあと、帰宅して、この記事を書いている。
友人くんからもLINEが来ていて、あれから場所を変えて粘ってみたけど、結局声かけはできなかったそうだ。
引き続き、フォローアップをしていきたいと思いながら
私も未熟ながら、人様にナンパを教えられるぐらいにまで、少しは成長できたのかと思うと、ただただ、それが感慨深かった。
このブログの1記事目を見れば、当時の状況が今でもリアルに浮かび上がる。
数時間も街を歩いたけど、坊主だった日なんてザラだった。
それが、今ではストリートであまり地蔵もしなくなって、可愛い子を少しは即れるようになったんだから。
自分の変化に気づいた時、考えるべきことがあるよね。
ということで、工藤のナンパ講習体験をここに残しておく。
友に、幸あれ!!